連作に掛ける想い

こんばんは。

 

今夜はふと思い立って...たまには写真にかける自分の思いを少し言葉にしてみようかなと思います。もしよかったらお付き合いください。

 

さて、みなさんは連作という言葉を聞いたことはありますでしょうか。これは創作の世界において、複数の作品をまとめて1セットの作品として制作されたもののことを言います。

 

例えば有名どころで言うと、クロード・モネの作品を観たことがあるという方はとても多いかと思います。モネの場合は、同じ対象物を、時間帯を変えて描いたり、あるいは季節を変えて描くことで連作を手がけました。水面に浮かぶ蓮の絵のどれかは、誰もが一度はどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。

 

ぼくが好きな連作はというと、部屋の飾りとともにちょっとだけご紹介↓(ぼくは絵画展を観に行くのが好きで、お気に入りの絵のポストカードをお土産コーナーで買って部屋に飾るのがちょっとした趣味となっています。クリアフレームは無印で購入(笑))

 

伊藤若冲『玄圃瑤華』を久谷政樹さんというデザイナーさんがアレンジしたもの(若冲による作品は元は48点存在)。さまざまな虫や植物の版画作品。

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伊藤若冲動植綵絵』(実際は30枚の作品)。生き物や植物を豪華絢爛に描いた連作。

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アルフォンス・ミュシャ『月と星(の下絵)』。4つの星をそれぞれ女性に見立てて描いた作品の下絵。左から月、暁の明星、宵の明星、北極星。

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アルフォンス・ミュシャ『四芸術』。4つの芸術を女性と花に見立てて描いた作品。左上:ダンス、左下:詩、右上:絵画、右下:音楽。

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葛飾北斎『諸国瀧廻り』。北斎が様々な土地をめぐり歩くなかで、彼の目に留まった瀧を描いた作品。

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ミュシャ、若冲、北斎。この3人はぼくが写真の作品制作において大きく影響を受けている画家達です。その作風だけでなく、芸術に対する考え方やその生き方についても、とても大きな影響を受けました。(このあたりの話は、またいつか別の機会にできたらと思います。)

 

 

 

 

さて、実はぼく自身も、写真家として作品を制作する際は、連作(あるいはシリーズ)として制作することに強い想い入れがあります。 たった一枚の奇跡的な写真を作品として手がけるよりも、例えばですが、5人の方をそれぞれ被写体とした5枚の写真を1セットの作品として手がけることにこだわりがあります。(もちろん、単品の作品を否定するものでは決してありません。ぼく自身も単品を目的とした撮影も沢山行います。)

 

ちなみにHPに写真作品をアップする際も、意図としては連作として掲載しているつもり(もちろん単品も沢山あります)なのですが、HPの画面の作りからして、写真を観てくださる方にはそれが十分に伝わっていないかもしれませんね...これは一つの大きな課題です(汗)

 

そしてそして...

 

ぼくがなぜ連作に強い想い入れがあるのかと言うと...

 

.........。

 

ここまで書いておいて何ですが、やはり写真家としては写真で表現してなんぼ...。作品を観てくださる方が、そこから自然と何かを感じていただけたら、作家としてとても嬉しいです。もし観てくださる方にとって何も感じるものが無かったとしたら、それはぼくの実力不足ということ。写真にかける想いの強さがまだまだ弱いのかもしれませんし、あるいは、想いを表現するだけの技術が足りていないということなのだと思います。

 

なんだかオチのない文章になってしまいました。。でも、今後掲載を予定している作品の中には、連作も沢山控えています。ふとしたときにでも覗いていただけたらとても嬉しいです。

 

 

最近、朝晩は特に冷え込むようになってきましたね。

風邪にはくれぐれもお気をつけて。

 

それではまた!