コンプレックスは人を魅力的にするよね

一期一会で色々な方とお会いする中で感じるようになったことがあります。

 

それは、何かとても苦しい過去や、辛い経験をしたことがある方の言葉や姿勢は、自然と人の心を打つということ。幸か不幸か、コンプレックスは人を魅力的にするということ。

 

でも、コンプレックスがあるというのは何ら特別なことではなくて、きっと誰しもが1つや2つ抱えているものだとも思います。コンプレックスなんて無いという人のほうが稀でしょう。どんなに距離が近い人にもなかなか打ち明けられない秘密のようなもの。どれだけ毎日を明るく元気に過ごしているように見える人でも、何かを抱え、でもそんなことを微塵も感じさせないように明るく振る舞っている。そうした振る舞いができるようになるということが、大人になるということなのかも知れません。

 

僕にも、決して人には言えないような、脆く弱い部分が2、3あります。でも、長い年月と色々なきっかけを経て、いつしかそれらも自分を成り立たせる一部分なのだと自然と思えるようになりました。克服は難しそうですが、受け入れられるくらいにはなったようです。そして、自分の中の脆く弱い部分が、写真という表現に形を変え、フォトグラファーとしての活動を支えてくれる大切な要素になっている。自分が撮影した写真を自分で見てみると、自分のコンプレックスが良い形となって宿ってくれていると感じています。性格をよく表している。そう思うと、自分の弱点ですら、愛おしいものに思えてきます。愛おしいと思えるからこそ、自信にもつながった。どこかのタイミングで、僕もまた大人の条件を一つ満たすことができたのかもしれません。

 

想像でしかありませんが、自分の周りの魅力あふれる方たちも、もしかしたら何かを抱え、それが形を変えてその人の魅力となっているのかもしれません。

 

 

コンプレックスが魅力に変わる。図らずも。幸か不幸か。

 

でも一方で、長い年月を経ても、どれだけ色々なことを試みても、コンプレックスに強く苛まれながらの生活がずっとずっと続いてしまっている人も、世の中にはきっと多くいるのだと思います。

 

もしできることならば、自分の写真を通じてそうした方たちにも何か小さなきっかけをお渡しできたら...おこがましい考えかもしれませんが、いつかやってみたい活動の一つです。